Jの誕生日。(回らない)寿司を食べ、ゲームセンターで遊んだ。お互い平日に余裕があるので、空いている街で過ごせるのがありがたい。来年はお互いにどういう生活をしているのだろうか。たぶん、たいして変わらないんじゃないかな。
昨日、AbemaでOビートメーカーのOlive Oilさんのドキュメンタリーが放送されていて、創造力が刺激された。最近は、そもそも創作意欲が湧いていないのだが、それというのも、創作意欲の噴出口を塞いでしまっているからかもしれない。絶えず本を読み、音楽を聴き、ラジオを聴き、SNSを見て、ネットサーフィンをしている。となると、自分の頭の中で何かが湧き起こってくる時間がない。だが、僕の心の奥底で創造力が死に絶えたわけではないと思う。だから、創作のエネルギーが行き場を失ってしまっていて、どこかで詰まっているようなのだ。
そこで、まずは音楽を無条件に流し続けるのをやめることにした。特に聴きたい音楽がないときは、耳を開けておく。普段はApple Musicを開いて「最近追加したアルバム」の上の方にあるアルバムを適当にタップし、1曲目から流してしまってる。自分がどういう音楽を欲しているのかを分からないまま、とりあえず音楽を流すのはもったいない。自分の音楽への欲望に向き合うことなく、惰性で音楽を聴いている。自分の欲望がもっと顕在化してくれば、僕の中で音楽が鳴り始めるはずだ。
効果はテキメン。朝、駅までの道や電車待ちの時間にはポッドキャストのアイデアが湧いてきたし、Jと遊んだ帰り道には作りたい音楽の質感みたいなものをキャッチできた。
わざわざ音楽を聴かなくてもいいのだ。僕の中に音楽がすでに鳴っている。耳を澄ませるだけでいい。音が溢れてくる。そして、言葉やイメージも。創造力を発揮するには、ほんの少しの沈黙があればいい。すべての沈黙を破るほどには、スマホもインターネットも強力ではない。