学校へ。意外にも今年に入って初めてのゼミ。久しぶりにフランス語を読んで議論する頭を使う。
午後は時間が空く。夕方のゼミがあるので、それの予習をしつつ、デリダの文献をPDF化してChatGPTに読み込ませる。それから食堂のテーブルでメルヴィルを読む。割とすぐに眠くなって居眠り。哲学書は最近はあまり眠くならないのだけれど、メルヴィルは眠くなる。いまは哲学に対する関心が文学に対する関心を凌駕しているのかもしれない。思いがけない変化だ。メルヴィルで眠くなると、高校生の時にギャッツビーで毎日眠くなっていたのを思い出す。しかし何度も寝落ちしながら読み通した経験が、たぶん読書体力とか知性・感性を成長させてくれた。今回もレベルアップの過程なのだろう。そういえば、大学一年生の頃にカントで毎日寝落ちしていた時は、何の身にもならなかった。読了できないほどに寝落ちしたからだろう。
夜はface!!主催のイベントBANGに遊びにいく。大学から三茶まで向かい、腹ペコだったのですぐにカレーを食べる。食べ終える頃、友達が続々と来場して、会話が盛り上がる。新しい友達もできたし、(なんと!)フランス語で話す機会にも恵まれ、大いに楽しむ。笑顔が多い空間は素敵だ。ひょっとしたら僕は笑顔をすごく重視しているかもしれない。たくさん笑う、というのは実はかなり高度なことだ。物事を面白がる力がないと笑えない。リラックスできる関係性を作れないと笑えない。それこそ、知性・感性が高度に発達していないと、たくさん笑うことはできない。アイロニーとユーモアと好奇心が必要だ。学歴なんかよりも、知識の量なんかよりも、圧倒的に笑いが強い。
終電で帰宅するも、興奮が冷めやらず、(何をしていたかも定かでないが)夜遅くまで起きてしまう。時間をかけて精神を落ち着けて、就寝。