# 2025/03/07

疲労が溜まりに溜まっている!昨晩のうちに日曜日の予定をリスケしてもらい、なんとか希望が見出せた。午前中はダラダラして、ドラマを見て、少し追加で睡眠。

午後は有楽町のYAUというスペースでワークショップだ。まず驚いたのが会場で、オフィスビルなのだが、僕がかつてバイトをしていたビルだった。トイレの場所とか、エレベーターの場所、階段は電波が悪いこととか、全部覚えていた。もうじき取り壊しになるという。

5時間に及ぶ『感受性の学校』は非常にリラックシングだった。普段ロジックでガチガチに固めて(しかしその外部を常に思考・志向しながら)生活しているせいで、まあ感受性みたいなものはあまり働いていない。少なくともプライオリティは全然上げられていない。講師の山城大督さん(と、ゲストの八木良太さん)は様々なメディア=触媒を活用して感受性を喚起するという活動をされていて、実際に換気された。「感性」ではなくて「感受性」である。心情的なものというよりはむしろ、知覚にフォーカスが当たっていた。だから、呼び覚まされた感覚は、日常の中ですぐに実践できる。もう一人のゲストに角銅真実さんがいて、彼女を我が師Aaronさん経由で知っており、それで参加した。角銅さんの演奏を聞くことができた。そこで感じさせられたのは、音楽は時間の芸術だというけれど、空間の芸術でもあるのだということだ。音に包まれたり、遠くに離れてしまったり、というダイナミズムが角銅さんの音楽にはあった。そう考えると、ヘッドフォンやイヤホンで音楽をずっと聞いているのは、体験として非常に貧弱なのだろう。スピーカーから音を出すだけでも違うだろうし、ライブに行けばまさに空間として音楽を体験できるのがいいのかもしれない。

感受性を働かせるとなんだかくつろいだ気分になれた。ワークショップ終了後にはすごくお腹が空いて、ちょうどタイミングが合ったのでJとご飯を食べた。東京駅にあるカレー屋さん。非常に美味しかった。満腹で幸せな気分。

ちょっと丸善をブラブラし、気になっていた本(エマニュエル・トッドの新作)を買って帰宅。電車内で早速読む。すでに面白い。