日吉で本を返却し、図書館で研究。やはり家より集中できる。集中したが、1時間半くらいで5ページほど読んだだけだ。しかしこれが研究における集中ということだ。どれだけゆっくり読めるか。つまり、一文一文の意味を吟味し、それぞれの全体における役割を考え、疑問点をひとつずつ挙げていく——こういう読み方ができるかどうかに集中の度合いが現れる。何もかもが速い時代に、こうやって鈍重な歩みを進められるのは貴重だ。とはいえ、こんな読み方をしていると研究に時間がかかる。大局的に見れば時間はかければかけるほどいいのだが、実際問題としては投稿論文を書かなければいけないし、博士論文を仕上げなければいけない。まあ、年に数回の締め切りを設定することで、鈍重さを妥協することになるのだろう。たぶん今年は1-2回、学会発表をし、1-2本の論文を投稿することになる。
研究に没頭してしまい(そして何より、学校のPCがなかなか立ち上がらず)、歯医者に遅刻する。申し訳ないが、しかしベアフットシューズでダッシュするのは本当に気持ちよかった。そういえば、と思い、直立して両膝の間に指を入れてみると、以前より狭くなっている。O脚が改善しているらしい。