初のMC仕事。緊張するが、昨日の夜よりは緊張が和らいだ。少し早めに目が覚め、手持ち無沙汰になる。ふとU-NEXTでサザンのライブ映像が上がっていたことを思い出し、半分くらい視聴する。「ジャンヌダルクによろしく」という曲がカッコよくて痺れる。スイッチが入った。
会場の高円寺に行き、設営の手伝いをし、いざMC。立ち位置がよく分からず——物理的な、ではなく、役割としての——難しかった。人間生活や学術らじおQとは違って、ホストなんだかゲストなんだか分からないし、周りも「大人」ばかりでどう振る舞えばいいか分からなかった。ちゃんゆりが遊びにきてくれて、ホッとした。気持ちがほぐれ、まあ何を持って成功/失敗とするかは分からないが、大コケはしなかった。疲れた。しかしいい経験だった。
ヘトヘトで帰宅し、サザンを思い出し、「ジャンヌダルク」を弾き語りすることにする。アコギをずっと弾いておらず、ずっと調子も悪いのでメンテをする。弦を緩め、ナットに4Bの鉛筆を塗りこんで滑りを良くする。チューニングすると、ピッチが良くなった。ネットでコードを調べ、テキトーにアレンジしながら歌う。気持ちが良い。最近ああいう癖のある歌い方をする歌手がめっきり減った気がする。あの「ヘン」な感じが良い。ちょっと真似しながら歌ってみると、なかなか悪くない。歌が苦手だと思っていたが、綺麗に歌おうとし過ぎていたかもしれない。もっと雑に、ヘンに歌えばよかったのか。もっと色々歌ってみたくなった。