2024/12/04

脳疲労が回復していない。頭が重い。仕方がない。とりあえずタバコを吸ってから電車に乗る。なんとか誤魔化せる。タバコが身体に悪いのは、疲れを忘れさせてくれるからかもしれない。回復させずに忘却させるのがいけない。もちろん、忘れた上でしっかり休めればいいのだろうけれども。

電車では本もスマホも開かず、ぼーっと過ごして大学に向かう。授業を一つ受け、後輩と学食でランチ。気の知れた友人と会話をすると頭がほぐれる。もっとこういう時間が欲しい。少し作業をしてから帰るつもりだったが、頭がパンクしていてダメだ。諦めて帰る。公園に寄って懸垂とディップスをし、電車でラジオを聴きながら寝落ち。目覚めると少しスッキリしているので、電車を乗り換えてシュミットの本を読む。帰宅後、やはり本が読める状態にないことを自覚し、立川談志の「芝浜」をYouTubeで視聴。名演と言われるだけあって、圧巻の語りだった。落語は想像力を使うから、論理的思考で疲れた頭にはいい。しかしまだ疲れている。今日はスマホもパソコンも見ずにぼーっと夜を過ごすことにしよう。ここで足掻いて勉強してもロクなことにならない。羽生善治は対局がない日は一日中何もせずにぼーっとしているらしいが、僕もそういう時間を作る必要がある。そういえば、先週は先輩とこういう話をしたのだった——われわれは偉大で重厚なテクストを相手にしているのだから、ネット上の文字=テクストに付き合っている余裕なんかないのかもしれない。