# 2025/06/22

一人暮らしをする弟が誕生日ケーキを食べに帰ってきた。リビングで家族みんなで日ハムの試合を観戦した。今日は攻守ともにパッとせず、僕は途中で観るのを諦めた。研究がしたくなり、自室のドアを開けて試合の経過を雰囲気だけ聞きながら、文献を読み込む。『死を与える』を再読したのち、『友愛のポリティクス』に入る。やはり手書きが一番思考が進むので、PCを使わずにメモを取っていく。PCでは思考は遠くにまで飛べない。手書きのリズムと、「書いてしまった」ことへの弁解、そして「書いてしまう」ことへの覚悟。これらが思考を駆動する。さらに言えば、スクリーンのライトは端的に脳を疲労させる。持続性が低下する。哲学の研究においてPCが必要不可欠ということはない。

夜はカレーを食べる。ひさびさに四人揃って、いい食卓だ。食後は脳疲労のせいか、際限なくXをスクロールしてしまう。研究後に軽い運動なんかができると、夜も快適に過ごせるだろうか。